この記事は「運転者 未来を変える過去からの使者」一部抜粋・引用して作成しています。
早速ですが、本書の要点は以下の4つ。
- 運は上機嫌の人にしか訪れない
- 運は「使う」「貯める」で表現するもの
- 損得で考えて行動しない
- 努力の結果をすぐに求めてはいけない
運はポイントカードと同じで、貯めていないと使うことができません。
その運を貯める方法は、常に上機嫌でいること。
そうすれば身の回りのチャンスに気がつけるようになり、はたから見ると「運がいい人」に見えるわけです。
この法則は事実で、短気だった私も常に上機嫌でいるようになってから、運がいいと思える出来事が、まるで決壊したダムのように次から次へと自分の元へと流れてくるようになりました。
- 自分は運がないと思っている
- あの人が成功しているのは運がいいからだと思っている
- 努力したって報われないと思っている
本書を読めば、
運はみんな平等に与えられ、報われない努力はないんだと気付けます。
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運転者【あらすじを簡単に解説】
主人公（岡田修一）は、完全歩合制の保険の営業マン。
自分が新規で獲得した生命保保険の契約は向こう１年間、保険料の一定割合が自分の給料になる仕組み。
今の給料がリセットされるまで残り3ヶ月のとき、一気に20人が解約し、修一は途方に暮れていた。
「なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ……」
思わず独り言を言ったそのとき、目の前にハザードを点滅させた一台のタクシーが止まった。
なぜか運転手は修一のことを全て知っていて、「私はあなたの(運)を(転)ずるのが仕事」と意味不明な発言をし、修一の人生の好転となる場所に連れて行くという。
運転手が人生が大きく転ずる場所に連れて行くも、修一は不機嫌な態度を取り、次々とチャンスを逃してしまう。
そんな修一もだんだんと運転手に耳を傾けるようになり、修一の人生がみるみる変わっていきます。
自己啓発本としてもストーリーとしても非常に面白く、涙なしでは見られません。
文章量も少なく、行間も広いため、普段あまり本を読まない方でもスラスラ読めてしまう一冊となっています。
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運転者【要約・名言】
本書の名言を4つ、要約しています。
上機嫌のときだけ運を掴める
これは、修一がタクシーの運転手に最初に言われた言葉。
運が劇的に変わる時、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。
それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。
そのアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になるんです。
逆に、機嫌が悪いと、アンテナは働かない。
だから、最高の運気がやってきているのに、すべての運が逃げていっちゃうんです。
引用｜運転者｜喜多川泰｜タクシー運転手の言葉
思い出してみてください。
これまでの人生で、「運がいい」と思ったとき、決まって上機嫌のときではないですか？
逆に「運が悪い」と思うとき、イライラしているときではないですか？
リュウボクも過去を振り返ったら、本当にその通りで衝撃を受けました……
運というのは、すべての人に平等に訪れているもの。
しかし、上機嫌でいないと運の転機を感じ取ることはできません。
不機嫌の人は、人生を大きく変えるチャンスすら、イライラしたままさっさと終わればいいのに、と思ってしまう。
なにかいい話を人に話そうとしたとき、相手が不機嫌だと話しかけづらいですよね。
いま、運が悪いと感じている方、騙されたと思って上機嫌で過ごしてみましょう。
運は「使う」「貯める」で表現する
世の中には運がいい人もいれば悪い人もいる、本書を読むまではそう思っていました。
運は＜いい＞か＜悪い＞で表現するものじゃないんですよ。
＜使う＞＜貯める＞で表現するものなんですよ。
先に＜貯める＞があって、ある程度貯まったら＜使う＞ができる。
運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりはしないんです。
周囲から＜運がいい＞と思われている人は、貯まったから使っただけです。
引用｜運転者｜喜多川泰｜タクシー運転手の言葉
運はポイントカードと同じで、貯めていないと使うことができません。
努力しているのに結果が出ないという方は、その分、運を貯めているんです。
すぐに結果が出たりする人は運を小出しに使っているだけで、特別運がいいということではありません。
頑張っているのに報われないという方、安心してください。光はもう目の前です。
損得から離れると上機嫌になる
修一が「どうすれば上機嫌でいられるんだ」という問いに、運転手は「損得から離れる」と発言しています。
自分が得しそうだと思ったら行動する。
損しそうだと思ったらやめる。
それがあまりにも当たり前のように染み付いてしまっているんだと思います。
もっと純粋に未知のものに対して『楽しそう』『面白そう』って思ってみてもいいんじゃないでしょうか。
引用｜運転者｜喜多川泰｜タクシー運転手の言葉
自分と違う趣味を楽しんでいる人に対して、「あれのなにが楽しいんだ」と思ったことはありませんか？
私はもともと好奇心旺盛だったので、楽しそうなことはなんでもチャレンジしてきました。
リュウソロキャンプや船釣り、パラグライダーとかやったよ！
楽しんでいるなかで、凄い人に出会ったり、運命的な出会いをこれまでも何度も経験してきたので、運転手の言葉には強く共感しました。
人はどこでどう繋がるか、本当に分かりません。
運は人に付いてくるので、さまざまなことに興味を持って生活してみましょう。
報われない努力なんてない
私がこの本を読んで、最も感動した運転手のセリフ。
頑張っているのに報われないっていう人はみんな、種を蒔いてそれを育てているんですが、ちゃんとした収穫時期の前に『まだ育たない』と言って嘆いているようなもんです。
もっと長い目で見たら、報われない努力なんてないんですよ。
あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけです。
今日頑張って明日実になるなんてどんなに早く育つ種でも無理ですよ。
引用｜運転者｜喜多川泰｜タクシー運転手の言葉
私も当サイトを運営していますが、一生懸命書いてもほとんど見られません。
そのため最初の頃は、何度も何度も挫折をしかけていました。
「最低半年はやらないと結果が出ない」という人もいれば「2年続ければ結果が出てくる」なんていう人もいます。
まさにこれが、ポイントが貯まっていないのに、運を使おうとしている状態ですね。
あなたも今なにか頑張ってることに対して、すぐに結果を求めてしまっていませんか？
運（努力の結果）は貯めてから使うもの。その心得を忘れないでください。
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【まとめ】常に上機嫌でいること
この記事では、本書の要点を4つご紹介しました。
- 運は上機嫌の人にしか訪れない
- 運は「使う」「貯める」で表現するもの
- 物事を損得で考えてはいけない
- 努力の結果をすぐに求めてはいけない
運は上機嫌で過ごすことで、どんどん貯まり、正しい方向性で努力すれば必ず報わる日が来ます。
なかなか報われないという人は「今は運を貯めている」と考えると、とても前向きになれると思います。
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